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  <title>もしかしてアルツハイマー？</title>
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  <title>最も多い老年期の認知症</title>
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  <description>最近、物忘れがひどくなった。記憶力が低下した・・・このような症状は、人間、歳をとれば誰しも少なからず経験するものです。いわゆる「老人ボケ」といわれるものです。高齢化が進むにつれ、現代では高齢化に伴う認知症は社会的な問題となり、アルツハイマーという言葉は新聞などで頻繁にみかけるようになりました。

老人期の認知症として問題になるのは、次の４つです：

●アルツハイマー
●クロイツフェルト・ヤコブ病
●ピック病
●コルサコフ症候群

認知症というのは、知能のはたらきが低下した状態をいいます。正常な社会生活を営むことが困難になる病気です。認知症の場合、脳のなかのなんらかの病気が原因のことが多く、高齢者に限ったことではありません。たとえば、若い人でも、交通事故などで脳の広い範囲に損傷を受けると、後遺症として認知症が生じることがあります。そのほかにも、脳の病気や身体的な病気が原因で認知症が起こることはありうるのです。

逆に、歳をとればすべての人が認知症を発症し、「ボケ状態」になるというわけでも決してありません。多少は物忘れがひどくなるということはあるかも知れませんが、日常生活に支障をきたすほどにはいたらないのがふつうです。

しかし食事をしたにもかかわらず、食べていないと思い込む、といったように、日常生活を送るのが困難になり、自立した生活が営めなくなるとそれは病気と判断されます。

老年期の認知症という場合、大きく２つに分かれます：１．初老期認知症、２．老年期認知症です。40〜60歳の初老期に現れる場合が、「初老期認知症」です。一方、６５〜70歳に現れた場合が「老年認知症」です。
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  <dc:date>2009-03-13T15:44:25+09:00</dc:date> 
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  <title>アルツハイマーとは</title>
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  <description>老年期の認知症の一種として、アルツハイマー（認知症）が注目されています。

最初に現れる症状、ひどい物忘れや記憶の混乱です。また、場所がよくわからないといった症状も現れ、徐々に、物事を認識できなくなる、言葉がわからなくなるなどの認知症症状になり、死に至ります。根本的な治療法は現在のところありません。

アルツハイマー（認知症）というのはどのようなものなのでしょうか。
現在では、アルツハイマー型といっても、病理学的には老年性認知症とほとんど変わらないことから、老年性認知症の早発型とする考えもありますが、当初、アルツハイマー（認知症）は、1907年にドイツの精神医学者でありアルツハイマーが、進行性の認知症を特徴とする51歳の女性患者の症例を報告したことから、このような名前で呼ばれるようになりました。

アルツハイマー（認知症）の原因は、現在はまだ明かではありません。アルツハイマー（認知症）では、大脳の萎縮や神経伝達物質の変化などが見られます。神経伝達物質というのは、アセチルコリン、カテコールアミン、セロトニンなど、神経細胞から出される信号を伝達する化学物質をいいます。このことから、老人斑、すなわち、アミロイドと呼ばれる色素たんぱくが脳に沈着したもの、や神経原線維変化などの生化学的研究から、生物学的に原因をつきとめよういう研究が行われているところです。ただし、本格的な解明にはまだしばらく時間がかかりそうです。
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  <dc:date>2009-03-13T15:44:03+09:00</dc:date> 
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  <title>症状いろいろ、記憶障害や身体的症状</title>
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  <description>老年期の認知症のひとつにアルツハイマー（認知症）があります。65〜70歳の老年期に現れる認知症状態のひとつです。脳動脈硬化などの脳血管障害によっておこる脳血管性認知症と区別されます。アルツハイマー（認知症）には、さまざまな症状が現れます。

記憶障害
アルツハイマー（認知症）の場合、まずは「物忘れ」つまり記憶障害から始まります。何度も同じ質問をするといったり、大事なものをどこにしまったのか忘れて大騒ぎしたり、また食事をしたばかりだというのに何を食べたのか、さらには食べたことすら忘れてしまうこともあります。そしてまたすぐに食事を要求するといった症状です。比較的最近に起こった事柄の記憶が失われます。
さらに、現在自分が置かれている状況がわからなくなる、ということもあります。自分が今、どこにいるのかわからない、今日は何日なのかわからない、目の前にいる人が誰かわからない、といったようにです。

被害妄想
記憶障害から被害妄想が強くなることもあります。たとえば、食事をしたことを忘れてしまうため、家族が自分にだけ食事をさせてくれないと思い込んでしまうのです。

身体的症状
アルツハイマー（認知症）の症状には、記憶障害や被害妄想傾向以外にも、身体的な症状が現れます。目立つ症状は、頭痛、めまいなどの心気症状、失語、失行、失認などの見当識障害などです。さらに進行すると、歩行障害や失語症状がひどくなり、日常生活に支障をきたすほどになります。
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  <dc:date>2009-03-12T11:13:01+09:00</dc:date> 
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  <title>身体的症状を家族が注意する</title>
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  <description>アルツハイマー（認知症）の場合、すぐ前の食べたものを忘れてしまう、自分が今どこにいるのか、今日は何日かわからない、といった、物忘れ、つまり記憶障害とは別に、身体的な症状も起こります。

たとえば、失語、失行、失認という症状があります。これらは見当識障害と呼ばれます。

失語
聴覚や発生機能に異常がないのに言語の理解や発声が障害されているものを失語といいます。

失行
運動障害をもたらす器質的な病変がないにもかかわらず行動が正しく行われないものをいいます。

失認
本来認識すべき対象に対して正常な意味理解ができなくなったものをいいます。

これらの症状が進行すると、歩行障害や失語状態が悪化することがあります。そして日常生活にも支障が生じます。

そのほか、めまいや頭痛といった心気症状がみられます。

道徳観や清潔感が失われ、性的に問題のある行動が見られることがあります。
また、場所をわきまえずに排尿するといった行動も生じます。夜間に幻覚をみることがあり、夜中に部屋のなかを歩き回ったり、大声をあげて、家族の生活にも大きな影響を及ぼすことがあります。

身体的な症状としては、神経系以外の異常や変化は起こらないのが普通なのですが、歩行困難や失禁などの神経系の変化から異常が起こることはあり、症状が進むと寝たきりになってしまいます。末期は完全な認知症状態にいたり、ふつう発病から5〜10年で死にいたるといわれます。
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  <dc:date>2009-03-12T11:12:44+09:00</dc:date> 
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  <title>解剖学的な症状</title>
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  <description>アルツハイマー（認知症）の場合、物忘れや身体的症状のほかにも解剖学的な症状が現れます。

アルツハイマー（認知症）の場合、解剖学的にみた症状としては、脳の萎縮があります。正常な老人の約10パーセントの減少がみられ、特に前頭、側頭、頭頂葉の減少が著しいのが特徴です。また、脳室の拡大、神経細胞の脱落と萎縮、アルツハイマー神経原線維の変化、老人斑などがみられます。

アルツハイマー（認知症）の診断は、まず面接である程度の認知症程度は診断されます。しかし、いろいろな評価尺度を用いることで、よりくわしく認知症の有無や程度を診断します。
人間は、現在いる場所、時間などに対して、周囲の状況と関連して正しく理解することができるのが普通です。これは注意、知覚、了解、判断、記憶などが総合された複雑な認識作用であり、認知機能と呼ばれています。自分が今置かれている場所や時間、環境を把握することを見当識といい、脳の損傷などが起きると、これらの認識能力が失われることがあります。
アルツハイマー（認知症）の診断に用いられるテストの項目は、主に認知機能を中心とします。そのほかに行動面や人格面の評価などを含むことが多いですが、それぞれの評価尺度によって異なります。
よく使われるものは長谷川式簡易知的評価スケールです。その他、脳血管性の老人認知症と区別するために、いろいろな身体的検査が行われることもありますが、臨床的にははっきりとした診断根拠とはならないことが多いのも事実です。
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  <dc:date>2009-03-10T18:03:42+09:00</dc:date> 
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  <title>生活上のアドバイス</title>
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  <description>誰でも歳をとると、多少は記憶力が衰えることはあるものです。しかし、それが生活に支障をきたすようになると問題です。

老人期の認知症として問題になるのは、次の４つです。

●アルツハイマー
●クロイツフェルト・ヤコブ病
●ピック病
●コルサコフ症候群

これらの認知症症状が生じた場合、その進行を止めることは無理でも、生活への支障を最小限にとどめるための幾つかの生活上のアドバイスがあります。また、これらの症状の発生を予防するためのアドバイスとしても参考になると思います。

認知症の直接的な原因は、現在のところはっきりしていませんが、からだの病気や環境の変化などをきっかけとして生じることが多いといわれます。会社を定年したり、入院をしたりして、それまでと生活が急に変化したりすると、認知症になりやすくなります。したがって、普段から自分の健康に留意することが重要なことはもちろん、仕事以外にも趣味や人間関係を広げるなど、生きがいをもつことが大切です。またそのような環境を整備しておくことも必要でしょう。これには本人はもちろんのこと、家族や地域社会全体の理解と協力が必要です。
認知症の症状のある老人を抱える家族は、看護の大変な負担を負うことになりますが、家族の看護のよしあしがご本人の予後に大きく関係してくることから、できるだけのことはして差し上げたいものです。医療機関や地域の支援を最大限に利用して、家族が共倒れにならないようにリハビリをしていくことが大切です。
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  <dc:date>2009-03-10T18:03:19+09:00</dc:date> 
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  <title>家族の協力が欠かせない病</title>
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  <description>アルツハイマーをはじめとして、老年期になるとさまざまな認知症症状が現れます。認知症の明確な原因は明らかにされていませんが、ご本人はもちろんのこと、ご家族や地域社会が、普段から幾つかの生活上の留意点を心得ていることで、症状の発生や進行を食い止めたり、遅らせることができることもあります。

認知症の症状を抱える老人を抱えるご家庭では、看護にも大きな負担を強いられることになります。しかし看護や周囲の配慮の仕方のよしあしがご本人の予後を左右するとなることから、責任は重大です。出来る限りのことはして差し上げたいものです。では、周囲はご本人のためにどのようなことをすることができるのでしょうか？

いちばん大切なことは、規則正しい睡眠とバランスのとれた栄養を取れるようにしてあげることです。また、病気が進行すると、寝たきりになったり、失禁を起こしたりすることがあります。そのため身辺を清潔に保てるように配慮してあげてください。そのうえで、周囲から知的な刺激を与えてあげることも大切です。また適度な運動も刺激になり、効果的なリハビリとなります。

リハビリは、病気の予防、治療と並び、第3の医学といわれるほど重要な役割を担います。リハビリの目的や正しいやりかたを家族や地域社会が理解することで、ご本人の生活の質を落とすことなく、生きがいのある生活を送らせてあげることができると共に、家族だけが心身の負担を負わずにすむのです。
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  <title>神経伝達物質の変化</title>
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  <description>老年期の認知症の代表とも言われるのがアルツハイマー（認知症）です。根本的治療がなく、徐々に症状が進行することから恐ろしい病気であることに違いありません。
アルツハイマー（認知症）では、記憶障害や見当識障害などの症状のほかに、歩行困難などの身体的症状や、脳の萎縮などの解剖学的症状がみられます。

解剖学的症状として、大脳の萎縮や神経伝達物質の変化がみられます。

神経伝達物資というのは、アセチルコリン、カテコールアミン、セトロニンなど、神経細胞から出される信号、つまり情報を伝達する化学物質のことです。神経と神経のつなぎめや、神経と筋肉などのつなぎめには、ごくわずかですが、隙間があいており、神経のなかで電気的流れとして伝わってきた情報がこの隙間で化学物質に置き換えられるのです。この化学物質が神経伝達物質と呼ばれます。これらの化学物質の受け入れ口である受容体を通して伝わった情報は、再び電気信号となって神経や筋肉を興奮させることになるのです。

一方、脳の縮小は、正常老人の約10パーセントの減少です。特に前頭、側頭、頭頂葉の減少が著しいのが特徴です。また脳室の拡大や神経細胞の脱落と萎縮、アルツハイマー神経原線維の変化、老人斑などがみられます。

老人斑というのは、アミロイドと呼ばれる色素たんぱくが脳に沈着したものです。アルツハイマー型の認知症の大脳皮質に多く見られ、第21番目の染色体にある遺伝子の異常によって生じるだろうと推測されています。
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  <dc:date>2009-03-08T12:00:24+09:00</dc:date> 
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  <title>根本的な治療法はまだないが</title>
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  <description>アルツハイマー（認知症）は、その原因も明らかでないばかりか、現在のところ根本的治療もないのが現状です。そのため対症療法が中心となります。激しい精神的興奮が見られる症状に対しては、向精神薬を使用します。また夜中に騒ぐ患者さんに対しては、入眠剤を用いることもあります。抗うつ薬の使用が有効なこともあります。最近は、脳内アセチルコリンの研究が進むと共に、老年認知症に対してコリン作動性薬物やコリン前駆物質を投与するなどの治療が試みられています。
コリンというのは、神経と神経のつなぎめ、神経と筋肉などの組織とのつなぎめの部分で、情報を伝達する化学物質のひとつです。なかでもアセチルコリンがもっとも強い作用を持っています。アルツハイマー（認知症）やその他の認知症でとくに記憶障害が起こるのは、このコリンによる神経間の連絡が絶たれることが原因と考えられています。そこでコリンやアセチルコリンの産生を促す薬、コリンの原料となる薬が、認知症の記憶障害などに有効なのではないか、と研究が進められているのです。

しかしまだ充分な治療効果は上がっていないのが現状です。そのため、家族をはじめとする地域社会全体がご当人の症状を理解し、進行を進めないように力を尽くし、リハビリを継続することが大切となります。リハビリは病気の予防、治療と並び、第3の治療といわれるほど重要なのです。リハビリによって進行を食い止めることはご本人の苦しみだけでなく、家族の負担を軽減する重要な方法でもあるのです。
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  <title>クロイツフェルト・ヤコブ病とピック病をご存知ですか</title>
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  <description>老人期の認知症として問題になるのは、次の４つです：

●アルツハイマー
●クロイツフェルト・ヤコブ病
●ピック病
●コルサコフ症候群

一般的なのは、アルツハイマー（認知症）とコルサコフ症候群ですが、クロイツフェルト・ヤコブ病、ピック病も問題であることに変わりありません：

●クロイツフェルト・ヤコブ病

多くは50歳代に発病し、いろいろな精神症状を示しながら急速に認知症化します。遅発性ウィルス感染症とか、プリオンという新しい病原体によるとする説が強く、感染症の一種と考えられています。プリオンというのは、細菌からヒトも含めて、細胞がつくるたんぱくが変異したものです。クイスフェルト・ヤコブ病の原因は、長い間不明でしたが、最近、プリオンと呼ばれる、ウィルスよりも小さな病原たんぱくが原因であることがわかったのです。
クロイツフェルト・ヤコブ病では、大脳や小脳に特徴的な海綿状態がみられ、1，2年で死にいたります。

●ピック病

大きな人格の変化が特徴です。それまで穏やかだった人が、家庭や勤め先で無分別な行動を起こしたり、他人に迷惑をかけることが平気になったりして周囲の人たちを驚かせます。また、注意力が散漫になり、他人の質問に真剣に答えようとしなくなったり、物事を覚えようとする意欲がなくなることから、表面的に記憶力が低下したように見えます。しかし、記憶力と見当識はほとんどおかされていません。ピック病には、側頭葉の萎縮、脳室の拡大など、脳に特有の異常が見られるので、独立した遺伝が関係する病気と考えられることも多いようです。
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